一部の送信先のみにメール送信エラー、ブラックリスト(ブロックリスト)に登録されている場合がある

メールを送信したら、相手先から送信エラーの受信拒否メッセージが届く。
原因はいろいろ考えられるが、特定の送信アドレスだけであれば、送信先のメールサーバのセキュリティが強固であることが考えられる。
そして、自分の送信サーバがブラックリストになっている場合が多い。
その場合、利用しているレンタルサーバに調査依頼とブラックリスト解除要求を依頼することとなる。

また、ブラックリストをいったん解除してもらっても、再度同じ送信エラーが発生する場合がある。
そのときは再度サーバ会社に調査依頼を行う。

各レンタルサーバ会社は、メール送信エラーの場合のFAQページが設けられている。
その案内に従って依頼を行い、問題解決を行う。
契約しているレンタルサーバに依頼するときは、エラーになった送信メールのメッセージやヘッダー情報を送付する。
サーバ会社によっては、メールのヘッダー必要項目の雛形を用意しているところもある。

実際に2つのサーバにて対応してもらった事例を紹介する。

■さくらインターネット利用の場合

メール送信トラブルのQ&Aページが設けられており、ここで解決出来ない場合は「メール不具合調査依頼」で、「送信元が送信したメールのヘッダ情報全文」(雛形あり)を記入するよう提示してある。
その際、メールヘッダーの取得方法のページも設けてある。

因みに今回送信エラーが発生したヘッダー情報には、MTA(メール転送エージェント)=メールサーバ機能の問題であると書かれている。

・・・Your access to this mail system has been rejected due to the sending
MTA’s poor reputation・・・

回答は平日であれば翌日~3日中に届く。

回答の一部を引用掲載する。

本件につきましてご提供いただきました情報を基に、該当サーバ内の調査を
行いましたところ、ご利用サーバ内にてブロックリスト登録等の要因となり
うるであろう状況を確認しましたため、弊社にて該当するユーザに対応を
行いました。

しかしながら、ブロックリストを運営する各事業者につきましてはその運用
ポリシーや判断基準は様々であり、申請フォーム等が用意されていないケースや
申請に対する反応がない場合もございます。

また、弊社では各リスト事業者側での反映や送信先サーバ側での対応までの
期間や解除を行われているかの可否についてわかりかねますため、ご案内する
ことができかねます。

問題は解決し、エラーが発生した送信先にも問題なくメールが送信できるようになった。

しかし、この2か月後、同じ現象(前回と同じ送信先にてエラーが発生)となり、また調査委依頼をした。
ヘッダーのエラーメッセージも同様である。

その際の回答がこちら。
回答の一部を引用掲載する。

本件についてご提供いただきました情報を基に、該当サーバ内の再調査を
行いましたところ、ご利用サーバ内にてブロックリスト登録等の要因と
なりうるであろう状況を確認しましたため、弊社にて該当するユーザに
対応を行いました。

お客様にはご不便をおかけしており申し訳ございませんが、送信先サーバ側に
おけるブロック解除等が行われますまでしばらくご様子をみていただき、送信
をお試しくださいますようお願いいたします。


2度目はブロックリストには登録されていないとのことであった。
対処法として、相手先の送信先サーバにて対応して欲しい旨が書かれている。
しかし、この対応は行わなかったが、送信エラーはその後解消された。

■エックスサーバ利用の場合

取引先の会社(3社)へのメールが送信できず、実はそのうち2社は1か月前にも事象が発生していた。
エラーメッセージには、ブラックリストに登録されたこと、登録されたサイトで解除要求をしてみてはという内容である。

・・・5.7.1 Service unavailable, Client host [xxx.xxx.201.xxx] blocked using Spamhaus.
To request removal from this list see http://www.spamhaus.org/lookup.lasso ・・・

FAQページにて、「メールが送信できません:解決しない場合は・・・」の問い合わせ方法が明記されている。

すでに2回発生しているので、解決するまでの代替案も教えて欲しい旨を明記し送信依頼した。

さくらインターネット同様、回答は平日であれば翌日~3日中に届く。

回答の一部を引用掲載する。

・・・当該の事象はスパム配信元サーバーを管理する
著名な『ブラックリスト』へ当サーバーが登録されていることが
要因となりメールの配送が拒否されている状況と存じます。

>解決策をご指示いただきたいですが、当面の代替案でも教えてください。

当事象はブラックリストの管理業者にて実施されるため
お客様側で特別ご対応いただく必要はございません。

ご不便をおかけし恐れ入りますが、
お待ちいただくと共に数日ほどお時間を空け
メールの送信をお試しくださいますようお願い申し上げます。

 ※お急ぎの場合はGmailや利用されているプロバイダ等、
  外部のSMTPサーバーをご利用いただくことでメールの送信は
  可能でございますので、ご検討いただければ幸いでございます。

この時は、SMTPサーバをプロバイダに変更して、一時的な対応を行った。

その2か月後、前回とは別条件でまた送信エラーが発生した。
状況は、hotmailアドレスに送信した際に以下のエラーメッセージ。
前回の送信元アドレスとは別アドレス(前回のドメインと同じ)での障害。

・・・Please contact your Internet service provider
since part of their network is on our bloc list (S3140)・・・

再度、エラーメッセージをそえて調査依頼のメールを送信する。

その際の回答がこちら。
回答の一部を引用掲載する。

・・・何度もご不便をお掛けし申し訳ございません。

当サポートにて状況を確認いたしまして、
該当のブラックリストからの解除手続きを進めてまいります。

ご不便をお掛けし恐縮ではございますが、
しばらくお時間を置いていただいてから
改めてメールの送信をお試しくださいますでしょうか。

※ お急ぎの場合はGmailや利用されているプロバイダ等、
  外部のSMTPサーバーをご利用いただくことでメールの送信は
  可能でございますので、ご検討いただければ幸いでございます。

なお、一般的にブラックリストでの登録を解除するまでには
通常なら3~5日程度の時間を要します。・・・

上記2社2例いずれも現在は今のところメールトラブルは発生していない。

共有レンタルサーバということもあり、他ユーザが原因のことも考えられ、今後も起こりうる可能性は充分にある。
また、ランサムウェアの被害も多発していることもあり、受信側のセキュリティも強力になっている。
代替案で対応できる場合もあるが、システムだけでなく、送受信双方の環境を理解しながら、円滑なメール環境の構築が必要である。
当たり前であるが、メールのみの連絡網ではなくそれ以外のコミュニケーション(電話、オンラインなど)との連携を図ることが必須だ。


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