PHPモジュールモードでWordPressは高速表示されるようになったか?PageSpeed Insightsで計測してみる

さくらインターネットのPHPがモジュールモードに対応した。
CGIモードに比較して、高速表示されるとのこと。

WordPressサイトのパフォーマンステストを実行した結果、PHP5.6CGIモード 8.2秒、PHP7.1モジュールモード 0.5秒となり、処理時間が最大16倍の高速化を実現しました。※自社調べ

Webサイトを速くする、さくらのレンタルサーバ

当方、WordPress、PHP、MySQLが最新になったので、これで十分満足であり、表示スピードにはあまり関心がないのが正直なところであるが、一応比較してみた。

PHPCGI版とモジュール版の比較[PageSpeed Insights])
PHPCGI版とモジュール版の比較[PageSpeed Insights]

GoogleのPageSpeed Insightsで、トップページのURLで測定

上はモバイル環境でのPHP5.6.9 CGIモード→ PHP7.3.6 モジュールモード
下はパソコン環境で同様の変化

確かにモジュールモードになって、数値はアップしている。
しかし、レベル(赤、オレンジ、緑)的には、同範囲であり微妙である。

また、Googleの別ツール、Test My Site での結果は、PHPモジュールの変更を行っても、まったく変化なし、結果は 同じ 「遅い」となった。

さくらインターネットでの高速サーバ、昨年2018年に発表され、その当時は現在利用しているサーバでは、今後モジュール版には対応しないので、新しい高速サーバに乗り換えるキャンペーンの案内が来ていた。

そのため、同サーバのモジュール版対応のサーバへの移行、もしくは別のサーバへの乗り換えも検討していた。

しかし、今年になってOSアップデートのお知らせに、PHP7.2のモジュールモード対応と書かれている。

ということで、サーバ乗り換え検討は先送りとし、OSアップデートを待つこととし、その間にWP環境を整える予定とし、ようやくPHPモジュールモードとなった経緯がある。

高速化をサーバ依存するだけではだめで、根本的な表示最適化対策も必要なようだ。

ただ、体感的には遅いと感じていないのだが・・・

参考までに、PHPモジュールモードになる前の環境で、MySQLのアップデート MySQL5.5→5.7を行ったときの速度変化は以下の通り。

この検証のときのトップページの表示内容が多少違うので、PHPとは比較対象にならないものの、成績としてはMySQLのバージョンアップで効果があるといえる。

この当時(5/21)は、モバイル、パソコンとも現在よりも成績がよい。固定ページで計測を行ったほうが、正確な比較が出来たかもしれないが、今となっては検証出来ず。

今後は、アナリティクスの速度関連の項目をチェックしながら、経過観察することとした。

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